私のメインテーマである「医療と介護の連携」ですが、地域包括ケアの現状はどうでしょうか
自書「主治医VSケアマネ」の冒頭で述べたように介護支援専門員と主治医の間には厚い防弾ガラスが存在していて、まだ打ち破れません
最近は薄いガラスのように思える事もありますが、今一歩です
そこで、主治医から介護支援専門員にどうすればアプローチ出来るかを考えています
超高齢者社会の日本では、介護を受けている高齢者の殆どは、医療ケアを受けている患者です
つまり、実務に就いている介護支援専門員は豊富な医療知識を持っていなければ、立ちゆかなくなるという事になります
でも、基礎職種が介護福祉士や社会福祉士である介護支援専門員は、どうすれば豊富な医療知識を取得する事が出来るでしょうか
大学で内科学の講義は90分の講義が15回、老年学は同じく90分の講義が15回です
勿論、医学概論や解剖生理学、病理学も同じ講義時間が必要です
現場で忙しく働いている介護支援専門員はどうすればよいでしょうか
皆さん、悩んでいるのではないでしょうか
それとも最初から諦めているかも知れません
今後の大きな課題です
在宅介護の現場で必要な医療知識についての依頼があれば、講演に行きたいと思っています
ご連絡下さい
2016年11月25日
宮本尚